ブドウの葉には、品種によって特徴があります。
ワイナリーでは、10月の末に収穫が終わり、動物侵入防止ネットを外すために圃場を回っています。
圃場には複数の品種が栽培されており、圃場を回るときに、それぞれのブドウの葉を詳しく観察することができます。
ブドウの葉を観察しながら、樹に残ったブドウの味見もこっそりしています。
ブドウの葉の形や模様は、品種によって異なり、ブドウの葉から品種を見極めることができます。
葉の淵は葉縁(ようえん)とよばれ、ブドウの葉は鋸歯(きょし)とよばれるギザギザの縁をもっています。
例えばカベルネの葉の切れ込みは、シャルドネの切れ込みより深く切れ込みがあります。
葉の形態を知っていると、葉の決まった部分だけに現れることが多い病気や障害が用意に発見できるようになります。
ブドウの木を見ると、どうしても実の方に目が行ってしまいます。
時には葉にも目を向けて葉の形状の違いを見てみると面白い発見があるかもしれません。