マールボロにある「No.1 Family Estate(ナンバーワン ファミリーエステート)」 のセラーズドア(Cellar Door、直営の試飲・直売所)を訪れました。
直前に訪問した「Cloudy Bay」とは対照的に、こちらはこぢんまりとした落ち着いた佇まい。華やかさというよりも、静かな自信を感じさせる空間です。
「No.1 Family Estate」は、スパークリングワインに特化したワイナリー。スパークリングに特化したワイン醸造を目指している私にとって、非常に学びの多い訪問となりました。
セラーズドアの裏手にはブドウ畑が広がっています。
苗木の高さは、これまで見てきたワイナリーよりも低く仕立てられており、特徴的な栽培方法が印象に残りました。
品質へのこだわりは、畑づくりから始まっていることを実感します。
また、印象的だったのは、そのネーミング。
「No.1」という名前は覚えやすく、祝福の席や華やかなシーンにもふさわしい、おめでたさと高揚感を感じさせます。
ワインバッグにはゴールドがあしらわれ、高級感のある仕上がり。

このワイナリーを立ち上げたのは、シャンパン製法のスペシャリストであるフランス人ワインメーカー、ダニエル・ルブリュン氏。
「新天地で、本場シャンパーニュに負けないスパークリングワインを造る」という夢から生まれたワイナリーです。
グラスに注がれたワインは、すっきりとした爽やかさの中に、繊細で複雑な味わいが広がります。きめ細やかな泡とともに、本場にも引けを取らない完成度を感じました。
さらに、ワインのラベルは価格帯が上がるにつれて立体的なデザインへと変化し、視覚的にも特別感が高まる工夫がなされています。
細部にまでブランドの世界観が丁寧に表現されていました。



マールボロには数多くのワイナリーが集まっています。「No.1 Family Estate」のセラーズドアは、うっかり通り過ぎてしまいそうなほど控えめな佇まいですが、ニュージーランドならではの上質なスパークリングワインに出会える、特別な場所です。
No.1 Family Estate https://www.no1familyestate.co.nz/




