真楽寺には、源頼朝にまつわる伝説が残されています。
文治5年(1189年)、源頼朝(鎌倉幕府の初代将軍)が浅間山で狩りをした際に真楽寺を訪れ、「観音堂」を寄進しました。
そして、自分の42歳の厄年を無事に過ごせるようにと、7日間にわたって祈願したそうです。
このことから、真楽寺は「頼朝厄除観音」とも呼ばれています。
境内には、頼朝が愛馬の鞍(くら)を掛けたとされる「鞍掛け石」や、梅の杖を地面に突き刺したところ根付いたという「頼朝公の逆さ梅」があります。
また、武蔵坊弁慶が訪れたとされる「弁慶腰掛の松」もあり、当時ここまで来ていたのかと思うと、歴史の重みを感じます。
この松は現在、二代目の木になっています。
真偽のほどはわかりませんが、とてもおもしろいと感じています。
